311人が本棚に入れています
本棚に追加
「お疲れさまです。何か楽しそうだね~。何の話で盛り上がってるのかな?」
笑顔で私達に話しかけて来たのは、噂をすればなんとやら。
愛しの水島先生であった。
…なんてタイミングの悪い。
私は苦笑いを浮かべ返す言葉を探す。
すると、奈美はまたもやニヤニヤしながら口を開いた。
「先生~、見ましたよぉ~。婚約者さん!仲良さそうに二人で買い物袋なんか持っちゃって~」
「えぇ!?婚約者って…」
先生は驚き私の顔を咄嗟にチラッと見た。
「へぇ~仲良さそうにね~。先生は彼女さんとラブラブなんですねぇ~。羨ましい~」
私は笑顔で先生に言った。
なんとなく…
…意地悪がしたくなった。
最初のコメントを投稿しよう!