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彼女からの挑戦状 #2
……そうだっ!
早く先生に知らせなきゃ!
先生が帰宅する前に、早くっ!
私は携帯をバッグから取り出し先生の番号を押す。
プルルル…プルルル…
「はい、こちらは留守番電話サービスセンターです…」
やはり、先生はまだ検討会議の真っ最中。
「もしもし、唯です。先生…今日何度も先生の部屋から電話がかかってきました。
さゆりさんだと思います。ごめんなさい…本当にごめんなさい。いつでもいいので…連絡待ってます…」
留守電に途切れ途切れのメッセージを残し、電話を切った。
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