302人が本棚に入れています
本棚に追加
先生との最後の電話から4日が経った。
3日目の夜。先生から一通のメールが届いていた。
【最近は夜勤なのかな?病院で唯ちゃんの姿見かけないから…大丈夫かな?
俺は大丈夫だから心配しなくていいからね。仕事頑張ってください】
それは、とても他人行儀な内容であった。
少なくとも、私にはそう感じた。
『唯』から『唯ちゃん』に戻っている…
もう先生の中では、私は終わったことなんだ。
もう、二度と『唯』とは呼んでもらえない。
幸せだった二人の時間は、全て崩れていく…
先生の中には、もう私はいない…
そう考えてしまう度、私は絶望という暗闇に突き落とされた。
最初のコメントを投稿しよう!