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私は荷物を取りに休憩室に入った。
いつか渡せるチャンスがあるかも知れないし…
ため息を落とし、手紙とCDの入った袋をロッカーに入れた。
「お先に失礼します」
肩を落とし、私は一人エレベーターに向かって薄暗い廊下を歩く。
すると、私の耳に階段を上がる足音が聞こえてきた。
ふと、階段に目をやる。
「あっ…」
その足音は、待ちわびていた水島先生だった。
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