消えぬ思い出

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エロマスは別として、みわさんには会いたい!   私は急いで支度をし、店に向かった。     店は5階建てのビルの2階にある。   【 CaVolo 】と木炭で作られたお洒落な看板が、ブルーライトで照らされている。     店の中からは、ジャズの音色と笑い声が聞こえてくる。 黒い扉を開けると、カウンターにお客が2人。2つのテーブルにはそれぞれカップルが座っていた。     「あっ、唯ちゃん来た来た!こっちおいでよ」     みわさんがカウンター越しに手招きをした。     「唯!遅い!」     すっかり出来上がってる直人が、カウンター席に座って上機嫌に笑っていた。
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