315人が本棚に入れています
本棚に追加
「え?なになに?水島の話?」
タイミング悪く、森先生まで登場した。
「ねぇ!森先生は水島先生の結婚式に行ったんでしょ?どんな感じの奥さんだった?」
奈美と同様、好奇心旺盛な理恵子が目を輝かせて言った。
「奥さん?清楚で綺麗な花嫁さんだったよぉ~。水島は紋付き袴着て、ぼっちゃんみたいだったけどねっ」
森先生はご機嫌な様子でそう言って、私を横目でチラリと見て更に鼻先で笑った。
「俺、二次会の幹事だったんだけどさぁ。あいつ酔っぱらって上機嫌でさぁ~
俺が囃し立てたら見事に奥さんとキスしまくってて~」
「ええーっ!?あの水島先生が、人前でキスしまくり!?きゃーっ!想像つかない~!見たかった見たかった!」
奈美達は身を乗りだし、目をキラキラさせながらはしゃぐ。
「水島ってやる時はやる男だよ。いやぁ~盛り上がった盛り上がった!」
森先生は、満足気にそう言って高笑いをしている。
最初のコメントを投稿しよう!