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「げっ!最悪だぁ~ …って、全然狙ってないし。旅行中なんて疲れてそんな事する気にならないし」
「本当にぃ?でも…したでしょ?」
「…まぁ…したは…したけど」
「あ…うん、そりゃするよね。新婚旅行だしねっ…」
自分で仕掛けたにも関わらず、頭をガツンと殴られたような衝撃を受けて目の前がぐらりと揺れた。
…やっぱり、さゆりさんとエッチしたんだ…
分かってる…分かってる…それが当然なんだって。
先生は、さゆりさんを抱かなきゃいけないんだって…分かってる。
何で聞いてしまったのだろう…
一番考えたくなかった事なのに。
「唯を想ってるから、さゆりは抱かない」…そんな都合のいい答えが欲しかった?
―――馬鹿な私。
聞いてしまった自分に嫌気がさし、後悔をした。
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