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「私は絶対書きたくない!って言うか、なんでわざわざ人前で親への手紙を読むんだ?そもそもそこがおかしい!」
抵抗する私。
先ず姉が、「読んであげなさいよ。きっとお父さん、お母さん喜ぶわよ」
次に直人。「あのシーンがないと盛り上がらない」
続いて父親。「俺はあの瞬間を夢見ていたんだ!」
最後の一発に式の担当者。
「きっと素晴らしいお式になりますよ。ご来賓の皆様にもよい思い出となるでしょう」
私の抵抗は虚しく終わり、今こうして音読練習に励むことになったのだ。
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