280人が本棚に入れています
本棚に追加
/32ページ
長い休みは終わって、明日からまた仕事三昧か。
直人は出張だし、結婚したって何にも変わらないなぁ…。
珈琲を飲みながらため息をついた。
コンコン…
控えめなノックが聞こえ、背後にある扉が突然開いた。
…ん?準夜さん?
そう思い、私は後ろを振り向いた。
目線に入ってきたのはドクター用の白衣。
「お帰り…唯」
見上げると、いつもと変わらない優しい笑顔の水島先生が立っていた。
最初のコメントを投稿しよう!