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「…ごめんなさい」
動揺を隠せず、私はうつ向きながら言った。
「何を謝るの?そんな事は覚悟してた事なんだから隠さなくていいんだよ」
先生は私の頭を撫で、優しく言う。
「…じゃあ、先生も指輪してよ。そうしたら先生の気持ち私も分かるから…分かりたいから…」
「俺は職場ではしないよ。内視鏡するのに邪魔だから」
先生は冗談ぽくそう言って、私の頭を軽くポンポンと撫でた。
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