招待状

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切れちゃった…まあ…いいか。     私は携帯を机に置き、睡眠の続きに入ろうと寝室に向かった。 直人、何時くらいに帰ってくるんだろ…。 一応6時に目覚ましかけておくか。     ブルーの遮光カーテンを閉め、目覚まし時計をセットするとそのまま眠りについた。       ……     ん… 今、何時?     手探りで枕元の目覚まし時計を探しあてた。   7時…   あれ?目覚まし鳴ったっけ?     そうだ…直人、帰ってきたかな…     リビングに向かうと机の上には携帯の代わりに小さなメモ書きがあった。     【熟睡中だったから起こさずに行きます。目覚ましは俺が切ったぞ。夜勤明けのお前は地震や火事が起きてもきっと気づかずに寝てるな】   …なんだ、直人が目覚まし切ったのか。     昨夜は先生との休憩時間が終わって数時間後、患者さんの急変が起こり朝までバタバタ状態であった。   「はぁ…疲れがとれないな」     ソファーの上のクッションを枕代わりにして、再び横になった。
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