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「こんな所で…先生大胆だね」
「…うん。自分でも驚いてる」
先生は何事もないかの様に、正面のスクリーンを見ている。
そして私も同様に、視線を前方に移した。
「誰かに見られたらどうするの?」
「こんな暗いんだし、誰も見てないよ」
「…先生って不謹慎だね」
「…何を今更」
「私達…本当にエンマ様の裁きを受けるかも」
「唯と一緒なら、それもいいかもね」
「…そんな事…言わないでよ先生…」
繋がれた指に力を込める。
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