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なぜ、私があの女にあんな事を言われなきゃいけないの!?
なぜ、直人は私達夫婦の事をあの女に話すのっ!!
…一体、どこまであの女に話してるの?
私がどんな思いで、直人とあの女の過去を胸の奥に封印したのか...
直人は全然分かってないんだ…。
悔しい…
許せない…
二人とも。
唇を痛いほど噛み、床に転がり落ちた携帯を睨み付けた。
――――どれくらい時間が経ったのだろう。
音の無い部屋。
私はソファーの上で横たわり、テーブルに置かれた携帯に視線を置いたまま直人からの連絡を待っていた。
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