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そう言う悠哉を見て、私はさらに笑った。
「あはは!そんなことあったんですね。でも、そういうときがあってもいいと思いますよ。前に悠哉言ってませんでしたっけ?たまには羽目を外すのも悪くないって」
暢気にそう告げる横で、悠哉は聞いてるのか聞いていないのか、うなだれ始める。
「…ああ、もう少し横になってないとまずいな…。せっかくの休日だっていうのに、何やってんだ俺は」
そして、ソファーに思いきり寄りかかった。
「私は安心しましたけどね」
そう言ってニッコリ笑う。
「出張とか仕事でいないときは仕方ないですけど、まさか朝起きて隣に悠哉がいないなんて…。かなり焦っちゃいました。こんなこと初めてだったし、ケータイ見ても何の連絡もなくて、まさかリビングにいるとも思わず叫んじゃったし…」
そして、自分自身に呆れてフゥッと一息。
ホント、よかったよ。
何かあったわけでもなくて、すぐそばにいてくれて。
そして気づく。
私って、もうけっこうなぐらいに悠哉に依存してしまってないだろうか?
そんな疑問を心の中に浮かばせながら、視線を感じてパッと顔を上げた。
悠哉が私を見つめてる。
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