問題児-1

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その眼差しに、ドキッと反応してしまった。 「俺が隣にいなくて、寂しかった?」 どこか真面目な表情で尋ねてくる悠哉から、視線が外せない。 少し間をあけた後、頬を熱くさせながらコクンと正直に頷いてみる。 すると悠哉の顔がすぐに緩み、優しく微笑んだ。 その笑顔に、胸が弾む。 私も笑顔を返すと、すぐに悠哉の手が伸びてきた。 ゆっくりと頬に触れてくる。 …が。 またもガクッと肩を落とし、深くうなだれる。 「…ああ、なる。…助けてくれ」 「アハハハハ!」 「笑い事じゃない…」 「もう…、飲みすぎた自分がいけないんですよ~!まだ6時前だし、ゆっくりする時間もあるんですから、ベットで横になってきたらどうですか?」 「……そうだな、そのほうが良さそうだ」 その返事に大きく頷いた私は、ソファーから立ち上がった。 そして悠哉の手を取る。 「いいですか、ちゃんとベットで寝るんですよ!でなきゃお仕置きです!」 ニッコリ笑って悠哉の言葉を真似てみた。 すると、悠哉の目がパチッと見開く。 クスクス笑いながら立ち上がり、私の頭をポンポンした。 「それは楽しそうだな」
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