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素敵な夢、ないかなぁ?なんて考える余裕はすぐになくなり、私の身体のなかは悠哉一色に染まっていった。
触れる熱い肌は、自分の身体をどんどん刺激していく。
そんな身体がしっかり繋がっているにも関わらず、さらに相手を欲しがり唇を重ねていった。
「なる、…起きれるか?」
声が耳元で聞こえると、悠哉は手を私の腰に回しゆっくり持ち上げた。
私は悠哉の首に手をまわし、ギュッとしがみついた。
起こされた後、そのまま抱き合いさらに深く舌を絡ませキスをする。
…ああ、なんて快感なんだろう。
身体中で悠哉を受け止め、愛を感じていた。
そして唇を離し、目の前にいることを確認するかのように、私の顔を手で包み込んでくる。
悠哉がそっと、私の名を呼んだ。
「……なる」
「…はい」
「…なんでこんなに、気持ちいいんだろうな?」
やっと暗闇に慣れてきたのか、悠哉が私を見つめているのがわかった。
私の顔を包んでいた手が、ゆっくり肌をなぞって滑り下りていくと、背中へ回り今度は身体を包み込む。
首筋へ唇を這わせながら呟いてきた。
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