悠哉もですか!?-2

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「だから君に、間違った愛の表現をしていないか、少し心配でね」 私はすぐに首を振った。 「大丈夫です。私は、間違った愛だなんて感じたことはありません」 真っ直ぐ瞳を見つめ、しっかりと伝える。 会長のその少しの不安を、全部払い除けてしまえという思いを胸に。 すると、私にニコッと微笑んできた。 そして続ける。 「だが、なるちゃん。悠哉に言ってやりたくても言えない、伝わらないなんてことがあったときはすぐに連絡してくるんだよ。ほら、あの子に喝を入れられるのは、私か片桐ぐらいだろう?」 それを聞いて、思わずアハハと笑ってしまった。 その笑い声が、どうやら悠哉の耳にも届いたようで。 「おい、何がそんなに楽しいんだ?」 すぐに声をかけてくる。 会長は私に、いつだかしてくれたように人指し指を一本たてて口元へ運んだ。 その仕草に、私もニコッと返す。 すると黒田さんは、こちら側のほうが安全だと察したのか、すぐに立ち上がり私の隣へとやってきた。 「会長、飲み物も料理も整いましたし、そろそろ始めましょう。宴会を!」 …宴会? 宴会するんですか!?
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