悠哉もですか!?-2

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そう言いながら、悪びれる様子もなくアハハハハと笑う黒田さん。 …と、その後ろにもう一人? 「…それで、片桐はどうしたんだ?」 会長の声に、困った表情で額に手を当てながら、あちゃ~と今にも呟きそうな様子で立っている。 「…申し訳ありません」 そう言って、一礼した。 「私は先程まで会社の方で仕事をしていたのですが、マネージャーに会ったらいきなり引っ張られ…。まさか会長たちの席にお邪魔してしまうとは…」 専務が話していると、今度は女将さんが飲み物を手にやってきた。 「あらあら、健ちゃんに誠ちゃんまで…。皆さんそろってどうしたの?」 え、ええ!? 女将さんの口から出た呼び掛けに、私はすぐに反応してしまった。 健ちゃん!? …いやいや、まだ黒田さんをそう呼ぶのはわかるような気がする。 でも、専務までちゃん付ですか!? あなたはいったい何者なんですか!? …女将、恐るべし。 「女将、すまないが、黒田と片桐の分もお願いしていいかな?」 「はい、もちろんですよ」 そのやり取りにすぐ止めに入ったのは専務。 「いえ、会長、私はこのまま失礼しますので」
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