悠哉もですか!?-2

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その隣で黒田さんはニッコリ笑っていた。 「なんだよ片桐、せっかくの誘いだ。お前も入れよ」 そして遠慮している専務の腕を掴み、無理矢理連れて中へと入ってきた。 「はぁ…、まったく。…なるちゃん、少しうるさくなるかもしれないが、構わないかな?」 「あ、はい!大丈夫です。大勢のほうがきっと楽しいですし。ね、悠…」 悠哉に触れようと思い、隣へ視線を送ったその瞬間、私は声を詰まらせた。 …ああ。 これはまずい。 今まで一緒にいて、ここまでのご立腹な悠哉は見たことがありません。 「黒田…、おまえな…」 そう言って、今にも座ろうとする黒田さんへ近づき襟元を掴んだ。 「少しは空気を読め、空気を!」 あぁぁぁ! その様子を見て、近くにいては危ないと感じた私は、さささっとよけて会長の方へと回った。 怒ってる悠哉にビクともせず、さらにニッコリ笑う黒田さん。 「ええ?何言ってるんだよ。いいじゃないかぁ、俺も家族のようなもんだろ?兄貴だと思えばいいんだって」
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