夢-2

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すると、大きな瞳が俺を捕らえ、視線が真っ直ぐ注がれてくる。 しばらく見つめ合っていると、なるは顔を赤くさせながらも、ニッコリと笑った。 その表情に、息を飲む。 まるで回りにたくさんの花が咲き誇り、その笑顔をさらに引き立てているようで。 すぐに、俺の胸が熱くなった。 自分の視線を、なるの瞳から唇へ、ゆっくり運んでいく。 そして、軽く重ねていった。 柔らかく。 一度離しては、次に深く。 俺の言う通り口を開けたままのなるとのキスは、すぐに舌が絡み合う。 その感触に、たまらず俺はなるの頭の後ろへ手を回した。 より深く交えるために。 そして徐々に、激しさを増していく。 唇との間から、すぐになるの声や吐息が漏れてきた。 「…んっ…、…んんっ…」 その漏れに、俺の身体が感じていく。 そして、想いはさらに熱く。 もっと激しく重ねたい。 着ているものを、剥いでしまいたい。 肌に触れたい。 身体を、繋げたい。 あまりの感情の高ぶりに、耐えられず爆発してしまいそうになる。 目の前の小さい身体を壊してしまわないようなんとか欲情を控え、俺の手は優しくそっと、なるに触れていた。
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