出会いの原点-1

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そんなことを思いながら、しばらく本日のメニューであるフライ定食を見つめていた。 胸の中をいろんな思いでいっぱいにしていると、突き刺さる視線が…。 パッと顔を上げると、幸恵は目を細めて私を見つめていた。 「なる~?…もしかして、またなんかあった?」 …うっ。 いや~、何かあったといいますか…。 さすが幸恵。すぐに感じとってくれるのね。 「アハハ…。対したことじゃないんだけどね。ちょっと、悩んでることがあってさ」 そう言うと、すぐに反応してきたのは大谷くん。 「何?どうしたの?…社長と何かあった!?」 「あ、いや!何かあったのはもう済んだことだからいいとして…」 しどろもどろにそう話すと、2人が首を傾げていた。 「あ~、あの、…実は、何をプレゼントしたらいいかで悩んでてさ」 アハハと笑いながら打ち明けてみる。 すると、2人の頭に?マークが並んだ。 私は一呼吸おいた後、ボソッと呟いてみた。 「悠哉の誕生日、もうすぐなんだ」 すると2人は、謎が解けたと言わんばかりにスッキリとした表情に。 「なんだぁ!そんなこと!?私はてっきり、なるが何かやらかしたのかと思っちゃったわよ~」
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