出会いの原点-2

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「え、えぇ!?…ちょっと待っ…」 まさか本気なの!?そう思いながら止めに入ろうと声をかけるが、すぐに遮ってきた。 私に顔を近づけ、囁いてくる。 「なる、ダメだ。いいか?頭を働かせろ。想像するんだ」 そ、想像って…。 その言葉に瞳を大きくし、しっかりと悠哉を見つめていると、またもニヤリと笑う。 「まずはここから」 私の下唇に、悠哉の人指し指が触れてきた。それは右から左へ、そっと動いていく。 まるでそこに生クリームをつけたかのように見せかけると、悠哉の顔がグッと近づき、私の唇を舌にのせていく。 う、うわぁ!ちょっと待ってよ。 「あっ、…あの…」 この空気、私にはとんでもなく濃すぎるんですけど! そう訴えたくて、なんとかここまでにしてもらおうと、悠哉の肩に手を乗せた。 でも、そんな私を次に遮ってきたのは、またも人指し指。 「次はここ」 そう言って顎に触れると、口をさらに開かせる。 「舌を出せ」 「え!?」 すぐ顔を上げて見ると、あまりの強い眼差しに瞳奪われてしまいそうになった。 「聞こえてるだろ?…舌だ」 目を見開いているうちに、それはまたもすぐに近づいてきた。
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