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「え、えぇ!?…ちょっと待っ…」
まさか本気なの!?そう思いながら止めに入ろうと声をかけるが、すぐに遮ってきた。
私に顔を近づけ、囁いてくる。
「なる、ダメだ。いいか?頭を働かせろ。想像するんだ」
そ、想像って…。
その言葉に瞳を大きくし、しっかりと悠哉を見つめていると、またもニヤリと笑う。
「まずはここから」
私の下唇に、悠哉の人指し指が触れてきた。それは右から左へ、そっと動いていく。
まるでそこに生クリームをつけたかのように見せかけると、悠哉の顔がグッと近づき、私の唇を舌にのせていく。
う、うわぁ!ちょっと待ってよ。
「あっ、…あの…」
この空気、私にはとんでもなく濃すぎるんですけど!
そう訴えたくて、なんとかここまでにしてもらおうと、悠哉の肩に手を乗せた。
でも、そんな私を次に遮ってきたのは、またも人指し指。
「次はここ」
そう言って顎に触れると、口をさらに開かせる。
「舌を出せ」
「え!?」
すぐ顔を上げて見ると、あまりの強い眼差しに瞳奪われてしまいそうになった。
「聞こえてるだろ?…舌だ」
目を見開いているうちに、それはまたもすぐに近づいてきた。
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