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忍び込んでくるその感触に、おもわず瞳をキュッと閉じる。
なんて優しくて滑らかな…。
そしてそれはあまりに柔らかで、心の中に湧き出てくる想いにおかしくなりそうだった。
次に、徐々に激しく交わっていく。
きっとその激しさのまま抱かれていくんだろうなって思っていたんだけど、唇を、舌を離すと、意外にも悠哉は落ち着いていて、再び私の顔を覗き込んできた。
顔を体も熱くさせたままで待っていると、次に指が触れてきたのは首筋。
上から下へゆっくり辿っていく。
そして胸元までなぞっていった。
そこからは服が邪魔して通れない。
私が悠哉の瞳を見つめていると、チラッと顔を上げてはニヤリと笑ってきた。
来ている部屋着のボタンをひとつひとつ外していき、肌を露にされ、さっき止まっていた場所から再び指が動き出す。
そのあとも、人指し指が肌を滑っては舌が後を追うの繰り返し。
私の心も体も、限界に近かった。
息が妙に上がり、呼吸は速くて、その指が触れる部分に意識が高まっていく。
もっとしっかり触ってほしい、強く抱き締めて欲しい、そんな感情が高ぶると、一本では物足りない、そんな気になってくる。
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