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その気持ちが溢れると、私は悠哉の手をとって、人差し指を立てていた手を開かせた。
一本とは言わずに、大きなその手でおもいきり触れて欲しい。
そんな思いを込めて、さらに自分の肌へ触れるよう要求する。
すると悠哉の瞳が一瞬大きく見開いたように見えた。
その行動は悠哉にとって予想外だったのか。
私に視線を投げ目を合わせるとニヤリと笑い、そして呟いてきた。
「十分、想像できたってことか?」
その言葉を合図に、悠哉の体はおもいきり重なり、触れて、激しさを増していく。
互いに夢中で体を求めあう。
あまりの快楽に、何度繋げても、何度果てにたどり着いても、さらに求めていくばかりだった。…私から。
その様子を見て、悠哉はさらに一言。
「当日が、さらに楽しみで仕方ない」
そして、極上の微笑みで私をその場から見下ろしていたのだった。
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