5話

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「くぅ様、ゲーム残り時間はあと30分です     ケーキを用意してありますので、戻りましょう」 わあ!タルトだね! みるくてぃも! 楽しみだな~ 「うん!    あ、玲央先輩も行く?」 ってあれ? 玲央先輩固まってる.. 「おーい!玲央せんぱーい!」 目の前で手をブンブン振ってるのに気が付かない うーむ... いちごミルクキャンディで戻ってくるかな?? でも、コレは僕のだし... むむむ.. 「はぁ..仕方ないですね」 お!ゆーたが玲央先輩に何か言ってる ..?何言ってるんだろう? -----しばらくの沈黙 「は!?それはダメだ!!!」 ガバッ 「うぇえ!?」 玲央先輩に抱き付かれちゃった! 「なにするんだこの[ピ-----]!!!!!!」ドゴッ 「ぐはッッ!!!」 ゆーた..すごいねぇ 玲央先輩大丈夫かなあ? それよりも、← 「ゆーた...タルト...」 チョンチョンと悠太の袖を引っ張る空 身長的にはあまり差はないが 俯いてから悠太を見上げる空は必然的に上目遣いになる 「くぅ様...可愛いです!!!」 わあ!ゆーたが抱き付いてきたよ! 嬉しいな~ 「えへへ!」 そういえば、僕達何してるんだろう 何してたんだっけ?? 「鬼ごっこですよ」 と優しく微笑みながら言う悠太 「そっか!」 忘れてたよー さてと、 「よいしょ!」 倒れている玲央先輩の前に座って 「おーい!」 ペチペチと頬を叩く ...なかなか起きないね ペチペチペチペチ,,,, ----2分後 「ん...あ?」 パチパチと瞬きをしてむくりと立ち上がった玲央 「あ!起きた!」 しゃがんだまま玲央を見上げる このまま起きないのかと思ったよ~ なんちゃって!← 「あ?..なんか痛ぇ..」 さすさすと頬を撫でる先輩 その頬は赤く少しだけ腫れていた そして ごめんね、と心の中で謝る空であった。
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