1149人が本棚に入れています
本棚に追加
/37ページ
「くぅ様、ゲーム残り時間はあと30分です
ケーキを用意してありますので、戻りましょう」
わあ!タルトだね!
みるくてぃも!
楽しみだな~
「うん!
あ、玲央先輩も行く?」
ってあれ?
玲央先輩固まってる..
「おーい!玲央せんぱーい!」
目の前で手をブンブン振ってるのに気が付かない
うーむ...
いちごミルクキャンディで戻ってくるかな??
でも、コレは僕のだし...
むむむ..
「はぁ..仕方ないですね」
お!ゆーたが玲央先輩に何か言ってる
..?何言ってるんだろう?
-----しばらくの沈黙
「は!?それはダメだ!!!」
ガバッ
「うぇえ!?」
玲央先輩に抱き付かれちゃった!
「なにするんだこの[ピ-----]!!!!!!」ドゴッ
「ぐはッッ!!!」
ゆーた..すごいねぇ
玲央先輩大丈夫かなあ?
それよりも、←
「ゆーた...タルト...」
チョンチョンと悠太の袖を引っ張る空
身長的にはあまり差はないが
俯いてから悠太を見上げる空は必然的に上目遣いになる
「くぅ様...可愛いです!!!」
わあ!ゆーたが抱き付いてきたよ!
嬉しいな~
「えへへ!」
そういえば、僕達何してるんだろう
何してたんだっけ??
「鬼ごっこですよ」
と優しく微笑みながら言う悠太
「そっか!」
忘れてたよー
さてと、
「よいしょ!」
倒れている玲央先輩の前に座って
「おーい!」
ペチペチと頬を叩く
...なかなか起きないね
ペチペチペチペチ,,,,
----2分後
「ん...あ?」
パチパチと瞬きをしてむくりと立ち上がった玲央
「あ!起きた!」
しゃがんだまま玲央を見上げる
このまま起きないのかと思ったよ~
なんちゃって!←
「あ?..なんか痛ぇ..」
さすさすと頬を撫でる先輩
その頬は赤く少しだけ腫れていた
そして
ごめんね、と心の中で謝る空であった。
最初のコメントを投稿しよう!