物語の一番

3/7
36人が本棚に入れています
本棚に追加
/182ページ
考えられる、ありとあらゆる手だてはした。 もう生きた弟に会えない そんな予感が… 兄を突き動かしている。手段を選んでは居られない。 だがどーすれば…。 万策尽きた真田信之の所に奇妙な話が飛び込んで来た。 「幸村?その様な者は、真田には居らぬぞ?」 信之の弟は、信繁であり真田幸村とは後の 明治時代の講談の主人公である。 しかしその幸村、弟の信繁の事ではと思うほど 思考が似ている。 「大久保様に、その奇妙な法師の話を伺ってな…。」 幸村の話を聞こうと思っている。 しかし その話をする前に、大久保一族が滅んだ。
/182ページ

最初のコメントを投稿しよう!