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大久保一族が粛清された跡、それを左門は観て居る。
大久保の屋敷の中で
変な感覚である。
直接的に来た訳ではない
用事の続きだった。
家人が声をかけようとして、思わず引っ込める。
重
そんな雰囲気が常にまとわりついていた。
「あら!?なんでここなの?」
奇妙な声がする。
このとき初対面な筈なのに…
ずっと前から知り合いのような感覚があった。
そして、相手も巧く口裏を合わせてくれる直感が
左門に働いて居た。
菊と世間話をしながら…同時に
相手の目的は何か
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