事の始めの一番

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事の始めの一番

欲しかったのは 物語 ただ 欲しかったのは どんな物語なんだろ? オマエハ……ニナルナ 聞こえる キコエル!! 「しっかりしな!!今は秀頼様と二条城で会見中だよ!!」 おかね、前、菊、そして…延命院が居る。 会見を成功に導く、その約定を交わした。 「あんたに邪魔されちゃ困るからね、此所に運んでもらったのさ。」 ジャマ? 「この子が居たのは、自身の意思だったのですね?」 何だ!?いったい? 「おかね…。俺はいったい?」 何を口走った? 「会見を成功させたら、豊臣の姫を助けだすんだろ?確り意識を持って行きなさい。」 会見が成功したら… アタシノヤクメハオワルノ? 「大久保邸の中に、此があったんだけど?わかる?」 アベマキ… 「勘違いをしてるのか?わざと知らないのか?蓋をしてるのか?」 何を話した? 俺はいったい? ワタシ、ジャマ? ワタシ、ジャマナノ? そして二条城… いったい何が決まったんだ!? 「二条城の会見無くしたら、物語が始まんないでしょう?」 菊がニィーッと笑っている。 まるで般若のように
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