終わりの一番

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終わりの一番

伝説はまだ存在しない 少年はその事に気付いた。 後に伊達成実となる少年。ずっと感じていた違和感が何か気付き始めていた。 丹念に何度も繰り返している。 鏡を持った小十郎が前を…八回 八重? なんでかな? おかしな考えが頭を過る。 「八重構造なんてどんだけなんだよ!!」 これ俺の思考じゃないよね? 「貴方に続く誰かですかね?」 両方から開けようとしている。 中身は? そして鏡を持った小十郎は誰と繋がっているんだ? 「肝試しは、もう終わりですか?」 振り向かない小十郎、が手にした鏡を自分に向ける。 内側に映っていたのは? 「今の俺は誰か?それは来世の道具か?」 チッ 伊達成実の思いがけ無い勘の冴えに… 相手が舌を巻く 「伊達を滅ぼさんとする、主はだれか!?」 タベタノ!? タベタラナクナルノ!? 「コウキよ…それは滅亡ではない。そんなこと誰も望まないんだ。」 何で泣く!? 何で俺は…誰か? さて、この事の元は…?成実がゆっくり、腰を据えて考え始めた。 前の後は後… オトウト?なんだよこれ? マサムネノアトは、コジロウ 「政宗の後は小次郎?なんでこんな発想するんだろう?」 ミライノオレハナニヲツゲル コジュウロウは誰と繋がって… 繁?だからこの変な飛び方は ドローン? 情報量が多すぎて、頭が爆発する? 違う詰め込んでいるのは… 空気?だからなんで!?
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