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行き詰まりの一番
ミンナコドクノツボノナカ?
「おい!!それって、なんの意味だよ?」
お湯はシュンシュン、沸いて、
大好きなものばかりならんで居る。
さっきは驚いて逃げたが…今度は自分の好みそうなものばかりが…
目の前に並んで
ホクホクと湯気を上げている。
どうぞと言わんばかりなのに
誰も居ない
「いただきます!!」
豪快に成実が食べると…
オイシイ?オイシイ?
「うわー!美味い!!」
感情諸だしの成実はわかりやすい!!
アアアレハオイシインダ…
嬉しい
ウレシイ?
誰が?
「何だか嬉しいみたいだね?よかったね。」
思い付きで、声をかける。
不便さがあった。
「やっぱり、小僧にはこの程度の話だよな…。」
鏡を見て、毛虫の武将は苦笑いを浮かべていた。
「だから…俺が知りたいのは、何で?なんだよ…。」
白眼を剥いた自分の顔を今では平気で
眺めていられる。
リアルな自分の復元
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