ここに入ったからには、容赦なくビシバシ行くわよ

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…結構、深くいってたわね 「ママ、ママってば。」 「んー、史君?どうしたのかしら?」 気が付けば、すぐ横に史君の整った顔があって驚いた、あと唐突のママ呼びにも少なからず驚いた 史君は首を傾げるとすぐにふは、と息を漏らして笑い、私の机を指差す 「机に開いてる小っちゃい穴ばっか眺めてたけど。しかも、何個か絆創膏貼っちゃってるし。」 「…ふふ、特に何も無いわよ。」 ああ、絆創膏、勿体ないわ いそいそと絆創膏を剥す私には 後ろの席から見える前の方のキンキラな頭には目を向けられなかった 「そういえば、さっき廊下の窓が割れていたのだけれど、知ってる?」 朝、教室まで来るのにバラバラになった窓を見た、勿論掃除機をかけたけれど 危ないもの 「あー、あれは多分2組か3組くらいの仕業だと思うけど?」 「あら、私たちのクラスは違うの?」 「ママは知らないかぁ、ウチのクラス分けっつーのは成績でもクジでも無いんだよ。  言うならば、気性の荒さ?」 「…何それ。」 気性の荒さ? 私はよく分からずに尋ねてみると、史君は両手を広げて目を閉じてみせた 「言うならば喧嘩っぱやさって感じ。1組は比較的穏やかなんだよ。良い子良い子。」 え、これで? 私の気持ちを一言で表すとこれだった
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