ごめんなさい

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ばさっ 「……またか。」 時刻は午前6時 まだあたりは若干暗い、俺は身体をぐんと伸ばすとベッドから起き上がった 最近は目覚めがいいんだか悪いんだか、悪夢に魘され早く起きる オカマ野郎が俺に彼奴が好きだと告げる夢 頬を染めてそう言うオカマ野郎は気色悪くて仕方ないし、あれ程腹立たしくなる夢は無かった いらり、とする 俺と向き合ってるはずなのに彼奴以外映そうとしない藤色の瞳をどうにかしてやりたくて 自分を映せと、夢の中でそう訴えてもその瞳に俺は映らない 「…だから何だってんだ、どうでもいいだろ。」 オカマ野郎が本当にオカマだったとしても俺には何も関係ない 誰を見ていようと、俺を見ないだろうと俺には 俺には 関係ない 心臓が嫌に鼓動を打っていた
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