ごめんなさい

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コンコン 夜9時に叩かれた玄関のドア すっかりパジャマに着替え終わり眠ろうとしていた所で突然の訪問者に胸をドギマギさせていると再度叩かれた 「こんな夜中に何の用だよ…。」 俺は玄関まで行き、ドアスコープを覗いた 赤いエプロン ガチャ 「あら?もしかして寝るところだったかしら?」 「当たり前だ、9時だぞ。」 「今時9時に寝る不良なんて聞いたことないわよ。 まあそこが鈴ちゃんの可愛らしいとこなのかしらね。」 「うるせえ!」 あー、なんかこのノリ久しぶりだ 「ん?鈴ちゃん何か楽しいことあったの?顔が緩んでるわよ?」 「は?んなわけねえだろ…御前の所為で気分最悪だ。」 「私の所為で?」 「っ…んでもねえ。御前は何しに来た。」 オカマ野郎はにこりと笑った 「ちょっと子守話を聞いてもらおうと思って。」 子守…話? 俺は意味も分からぬまま、オカマ野郎を部屋に入れた
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