ごめんなさい

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「あさが笑ったの。」 こっちを向いた顔はもう鼻がくっ付きそうな距離にあって、吐息が俺の頬を通り抜けて行った 俺はなんとか平常心を保って、その言葉の意味を聞いた 「鈴ちゃんの事話してる時に。」 「…それがなんだって言うんだよ。」 「その笑顔、翠君を階段から落とす直前の笑顔と一緒だった。」 俺は眉間に皺を寄せた それはつまり…次の標的は俺ってことか? 「…」 ぎゅう、と俺の腕を力いっぱい掴むオカマ野郎 もう周りの事なんて見えていないようだった 最近こいつがやたらと人を避けてたのはそういう理由か こつん 「いたっ…。」 俺はすっかりしょげた顔をしているオカマ野郎の額にでこぴんを食らわしてやった 「御前バカだよな。」 頭上に疑問符を浮かべて首を傾げているオカマ野郎
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