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「またね。」
パタン、
別れの言葉を言って史君が部屋の中に入っていった
特にすることも無いし、私も帰ろう
私は史君より奥にある自分の部屋まで歩く
「おい、オカマ。」
スタスタ
「…聞こえてんだろ、テメエ。」
ガチャ
「おいっ、赤エプロン!」
ギイ、
「芳野!!」
ピタ、
「なあに？鈴ちゃん。」
閉じかけた扉から顔を出して、顔を赤くした鈴ちゃんを見る
ふふ、私の名前分かってるじゃない
「テメエ、わざとだろ…。」
「名前呼んでくれなきゃ分からないわよ
じゃあ…私も鈴ちゃんのこと金髪キンキラ君って呼んじゃうわよ。」
「やめろ!」
ふふふ
「鈴ちゃん。私、芳野に何かようかしら？」
鈴ちゃんの苛立ちようが面白いわ
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