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「マジでサボるとか何考えてんだ。」
そういえば私がサボるって言った時、あんまり信じて無かったみたいだったわね
「ごめんなさいね。もしかして…寂しかったかしら?」
「っんなわけあるか!!」
あらら、顔が真っ赤だわ
ほっぺた触ったら火傷しそうなレベルで
私がニヤけて見ていると、鈴ちゃんはぷいっとそっぽを向いた
鈴ちゃんはずっとこのままで居てほしいわ
「ねえ鈴ちゃん?今度は休日に私と一緒に遊びましょうね。」
「誰が御前と!死ね!」
とっても微笑ましい、思春期の息子を見ているような気分になったわ
「遠慮しなくていいのよ、私達友達だものね。」
「は?…と、友達だと?」
鈴ちゃんの拳がプルプルと震え始めた
そんな怒りと恥ずかしさが爆発寸前の鈴ちゃんに満面の笑みで言う
「私達、ズッ友よ!」
バタン!
ゴスッ!!
私自身が殴られる前に急いで扉を閉めて、一息吐く
鈴ちゃん、扉をこんなに強く殴って痛くなかったかしら
あと扉へこんでないわよね…
ふふ、照れ屋も大変だわ
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