ワンコインから始まる物語

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《なははのは!初めましてMaster!!わたくしは自販機アイドルのナビちゃんだよ☆》 画面の中でキラッ☆てしながらテンションあげあげな女の子がいた 《好きなものは五百円硬貨で~ 嫌いなものはしわくちゃになった野〇さんです!!》 「いや知らねえし」 なにこいつ、自動販売機が背中に貼り付いてると思ったら今度は二次元かよ 《勿論そんじょそこらの自動販売機とは訳が違いますよ~。 なんていったって、神様から創られし自動販売機ですから!》 「いや、そこでどうやったら自販機になるんだよ。」 思考回路おかしいんじゃねえのか 《それは神様からの要望です!!》 「あいつの?」 《はい!!Masterは神様の仕掛けた【世界中の自販機のなかにひとつだけ猛毒ドリンクを混ぜたら誰に当たるか】で見事当選した運の悪い御方です!!》 「は?」 《なので、【せっかくだしあいつの武器は自動販売機にしてみよう、きっと似合うだろう...プッ】とのことです!!》 「あ、あんの糞野郎があああ!!」 なにが【僕のミス】だ! ミスでもなんでもねえ、ただお前の遊びに巻き込まれて死んだだけじゃねえか!! しかも、おまけの武器が自動販売機ってふざけすぎだろうが!!
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