ワンコインから始まる物語

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《落ち着いてくださいMaster。とりあえずなにか飲みますか?》 「水しかストックしてねえじゃん!!」 《これからドンドン増えていくんですよ。あっ、ちなみにいるはすは100円になります》 「金取るのかよ!?」 《当たり前です。どこの世界にタダで自動販売機の飲み物を買えるとこがあるんですか。》 あるところにはあるんだぞ、タダで飲めるところは。 「くそぅ...この借りはいつか返すとして、今は寝床を確保しないとな。確かお前ナビとか言ったな。ここから一番近い街とか検索出来るか?」 《勿論ですとも!ここから東に進んだ先に街があります!目的地に設定しますか?》 「してくれ」 《了解です!目的地を設定しました!百メートル先、左折です!》 自販機のモニターを見ると、カーナビみたいに目的地までの道筋が示されていた 「へえ?意外と便利だな。これで道にも迷わなそうだ」 《そりゃあ私がナビするんですから当たり前です...って、待ってください!私を背負っていってくださいおいてかないでくださいよ!!》
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