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ジリリリリリリリリリ!!
「むぁ?.......もう朝か」
時間をセットした目覚ましが鳴り響き、起床時間を知らせてくれた
おかしいな、どうも昨日の記憶が曖昧なんだがいつの間に眠ってしまったのだろうか
「いけね、そろそろ学校に行く支度しないと..............って、あれ?」
ベットから抜け出して立ち上がったその時、俺はようやく周囲の異常に気がついた
「ここ........どこ?」
見渡す限り真っ白な空間が延々と広がっていた
こりゃ驚いた、俺ってばまだ目が覚めてなかったんだな。こんな面白味のない夢を見るなんてホントつまらん人間だな俺よ。
「二度寝したら戻るだろ。おやすみなさー.....」
「やあやあやあ、やっと起きたようだね」
その時、誰もいなかったはずの真っ白な空間で声をかけられた
誰かと思い振り返ってみると、そこにはなんと翼の生えたイケメソがいた
........イケメソがいた
「夢の中でこの仕打ちは無いわあ...」
「え?なになに、どうして僕の顔を見たとたんに落ち込んでるの?」
大丈夫だぞ俺、モテない訳じゃないんだ。ただうちの学校が元男子校だったせいで女子との面識が極端に少ないだけでそんな事実は...
「そうだよね。突然のことでおどろいてるんだね。大丈夫、落ち着いて。ただでさえブサイクな顔がもっとブサイクになってるよ?」
「殺す!!こいつを殺して俺は生きる!!!!」
「なにその無責任発言?笑えるねぇ」ニヤニヤ
バカな!?喉元を狙った俺の渾身の貫手を受け止めただと!?
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