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その問いに対して俺は.......
「いいよ、転生するから早く能力くれ」
速答してやったよ、ええしてやったとも
「そんなあっさり快諾しちゃっていいの?」
「天国よりも魔法の世界でドンパチした方が楽しいに決まってるだろ。一度ゲームの世界観も味わってみたいと思ってたしな」
「ふーん、君がそれでいいなら僕も構わないよ。それじゃあ異世界の力をあげるから、そこに直って」
「あれ?能力を決めさせてくれるんじゃないの?」
「え?誰がそんなこと言ったの?」
逆に驚かれたよ。なにゆえ?
「いやだって、異世界転生の定番だろ?チート級の能力をもらうのって」
すると神様は、やれやれと手を振りながらこう答えた
「君は何か勘違いをしているようだね。最近転生者が増えすぎて、能力の設定は神が決めるルールになったんだ。無駄な反乱を抑えるためにね」
なにそれ聞いてない
「それで弱かったら転生とかしたくないぞ」
「じゃあ君のステータス言うから自分で判断してくれ。
まず魔力量が一億ほどで老いにくくなって死ににくくなる、属性は基本的なのが使えて、身体能力はそこそこで、そこそこ美形になる。おまけに君専用の武器兼ナビゲーターをつける........と、これくらいかな」
「あー.........まぁいいかな?」
全部中途半端だけど、最強っていうのも芸がないし、むしろ丁度良かったかもな
「じゃあこれでいいかい?」
「ああ、オッケーだ」
「よし、それじゃあよい転生を味わってきてね、清透くん」
足元に魔方陣が現れ、体がどんどん光に包まれていく
さぁて、どんなのが俺を待ち受けてるのやら楽しみだな
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