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??「もしかして…一正…くん?」
一正「そうだが、お前は、まぁもしかしなくても、絵理だな」
木藤絵理。
生前の親友だった奴だ。
まさかこんなところで会うとは思いもよらなかった。
絵理「少しは疑ってよ、つまらないじゃない」
一正「お前のようなやつをすんなり忘れる俺だと思うか?」
絵理「うん」
一正「お前な…」
昔と変わっていない。
普段こいつはマイペースで気遣っているのかどうかすらよく分からない。
だがここぞと言うときは、俺も驚くほど頼りになる奴だった。
一正「全く…てかお前、今でも見た目すら変わってねぇな。
むしろ若返ってねぇか?」
絵理「えっ?私は復活したよ?」
絵理はきょとんとしていた。
一正「だったらなぜ能力がねぇんだ?
悪魔が言ってたことが確かなら、確実にお前にも何かの能力はあるだろ」
絵理「あーそれがね、うまく使いこなせなくって、こんなことになっちゃった、あはは…」
絵理は照れくさそうに答えた。
俺はそれに半ば呆れながら、
一正「ったく、相変わらず手間がかかるな、お前ってやつは」
絵理「へへ、ごめん」
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