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絵理「ハルマゲドンが始まったのよ」
一正「なっ…あの世界が終わるとか言ってたあれか!?」
絵理「違うわ。本当は、神と悪魔の最後にして最大の戦いよ」
一正「で、それに俺たちはその真っ只中ってわけか」
絵理「そういうこと。
そして戦いに勝って地上の楽園を実現させる。これが目的よ」
そういうことなら納得がいく。
遥か昔から対立し続けたものが、今完全なる決着をつけようとしているのだ。
俺はそのことをくみ取った。
一正「しかし、とんでもねぇもんに巻き込まれてんな。
てかお前が大丈夫なのかよ、能力まともに使えねぇで」
絵理「まぁ一正くんのサポート役してたらそのうち慣れるかなーって…だめ?」
一正「当たり前だろ!!
いつお前が狙われるかわかんねぇのに自分の身すら守れないんじゃ意味ないだろ」
絵理「そうだよね、じゃあ使いこなせるように手伝って?」
一正「全くしょうがねぇな…本当に手間がかかる奴だ…」
俺は心底呆れながら答えた。
変わってなさすぎるのも困るものだ。
こうして俺は、絵理の特訓の手助けをすることになった。
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