Love game 8

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仕事もやっと慣れ、事務処理も失敗しなくなった。最初は仕事でも失敗ばかりして、女が子供を抱え自立することの難しさを痛感した。 修… 私も不器用ながら、頑張ったんだよ。 休日や残業のある時は、実家の母を頼るしかなかったけれど。 それでも昂幸と二人で、精一杯生きた。 「あー!お母ちゃん!タマゴ焦げてるよぅ」 タコに夢中になり、フライパンからは黒煙が上がる。 「あぁぁー!また…真っ黒けだ?あはは…」 「お母ちゃんのヘタッピ。でもいいよ、俺はお母ちゃんのお弁当大好きだから」 昂幸は焦げた玉子焼きを箸で摘まみ、自分の口に入れた。そして私にも差し出す。二人で同時に味見する。 「「…マズイ」」 私は昂幸と顔を見合せ笑う。 ちょっぴり苦いけど… 幸せなひととき。
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