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ことの発展は、私がある1人の女性社員にアドバイスをしたことだった。
同時あまり人気のなかった少女マンガの担当をしていた女性社員が話の展開に悩んでいたので、私は彼女にアドバイスをした。
「この女の子とこの男の子が実は幼なじみだったっていう展開はどう?」
その展開にした結果、人気のなかった少女マンガは人気になりアニメ化まで決まった。
しかし彼女はそんな私のことが気に入らなかった。
そして私への苛めが始まった。
最初は彼女と彼女の友達だけだったが、苛めがエスカレートしていくうちに編集部内の社員のほとんどが私の敵になっていった。
仲のよかった友達も私を避ける。
会社での居場所がなくなった私は、私が担当している漫画家の仕事場に用もないのに行くようになった。
漫画家は私を心配してくれて、気遣ってくれた。
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