時雨(しぐれ)

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山々は紅く燃え上がり 時雨のベールが優しく包む こんな日に僕は ひとり丘の上でそれを眺める 別に何があったわけじゃない 別に悲しいわけじゃない ただ 今はこうしていたいだけ あれから随分と時間が経ったね あの日の雨も冷たくて 今も心に空いた穴を塞げずにいるよ 別に何があったわけじゃない 別に悲しいわけじゃない ただひとり想う事は 僕は本当に君を愛していたんだね
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