19人が本棚に入れています
本棚に追加
/24ページ
インナーチャイルド お話聞いて欲しいの
弘子さん二回目のセッションです。前出「インナーチャイルド おとうさん恐いよ」参照
前回から10日たっています。
セッション後、お父様への怒りが減り、お父様への電話に対するためらいや喉のつまりも無くなったそうです。
また不安症も軽減しています。以前は鍵をかけるときに、自分でかけていながら安心できず、その場からなかなか離れることができませんでした。
セッション後はその時間が短くなったそうです。
今回は夜寝る前と朝起きた時の不安感を訴えておられます。
寝る前に何故だか緊張して体に力が入って硬くなり眠れなくなるのだそうです。
そして朝は憂鬱で死にたい思いすらするのです。
弘子さんには思い当たることがありました。
子供の時、お父様が夜急に部屋の戸を開け、勉強しているかをチェックされていた記憶があり、それがとても嫌だったのです。(父が夜ドアをあけるのが、嫌というよりすごく怖くて、(勉強を止め)夜寝る事に罪悪感がありました。学生時代は3~5時間の睡眠だったと思います。)
セッション
寝る時の不安感を呼び起こします。
目の前に現れたのは、真っ赤なもやもやした存在でした。
体温くらいの暖かさを感じます。
怒りや悲しみが伝わってくる。
その気持ちを感じてみると。
「悔しい…。嫌なんだもん。やだやだ。」
幼いインナーチャイルドの弘子さんでした。
「やだよー。やりたくないもん。我が儘いってやるもん。怒ってるんだよ。反抗してやるんだ。やだって言うんだ!いいこだって思ったらね、大間違い。」
私「あなたは何歳の弘子ちゃん?」
「わかんない。凄くちっちゃい。」
私「何やりたくないの?」
「言うこと聞いたりね、してやんないよ。」
私「いつも言うこと聞いてたの?」
「いい子だったら、いい子いい子弘ちゃんいい子だねって頭撫でて貰えるからいい子にしてた。いい子だったら可愛がってもらえるの。」
私「弘ちゃんはね、どんな子でもいい子だよ。」
「可愛い可愛いってね。可愛いしぐさすると言われるの。でもそうしたいとはあまり思わなかったよ。」
私「そうじゃない弘ちゃんもいるもんね。」
「そうそう。」
最初のコメントを投稿しよう!