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インナーチャイルド 酒癖
山田勲さんの依頼です。
酒癖が悪く、呑みすぎると人に悪態をついてしまいます。
そして翌日はいつも自己嫌悪。
楽しいお酒にしたいのだそうです。
勲さんにそうさせているもの
それは壁のような形をしていました。10メートルくらいあって、セメントの壁。冷たくて湿っぽくて、何かいやな感じがします。
壁さんとお話ししてました。
私「酒の席で悪態をついて自己嫌悪にさせているのはあなたですか?」
「そうです。」
私「あなたは勲さんの味方ですか、邪魔をしてますか?」
「守ってる」
私「ではどうして嫌われるようなことをさせてるのですか?」
「本当は好かれたい。」
私「ではなぜそうするんだろう?そうしなかったらどうなると思う?」
「こっちを見てくれない。自分に注目してほしい。」
私「そうしないとこっちを向いてもらえないの?」
「そう思います。」
私「その原因は何だと思う?」
「寂しい。」
私「あなたは自分のことをどう思ってますか?」
「優しいけど気が小さい。」
私「ありのままのあなたに価値があると思いますか?」
「ありのままはいいけど、無理をしてる。嫌われないため。」
私「注目されないといけないの?」
「じゃないと存在価値を感じられない。」
私「相手を喜ばせて注目されたほうがいいんじゃない?」
「人のことを誉められないですね。」
私「人を誉めたことがないの?」
「あるけど、そうするほうがパワーがいる。」
お酒を飲んで彼女に悪態をついている場面を思い出します。
死ねといって相手を悲しませ、そして自分も悲しくなっている。
ふとお母様の顔が浮かびました。酔ったお父さんに勲さん達子供がいびられている横でお母様がしくしく泣いている。
子供の時のことを体験してみることにしました。
勲さんが3才の場面です。
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