第1話

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「ん~!」 伸びをして机にの垂れこむ 中学を卒業し俺は受験勉強をしていた 相変わらずの日常 吠えたくる近所の犬ももう慣れ親しんだ日常の音の一部だ 高校受験・・・それはこれからの人生を決めるうえで最も重要だ 中卒じゃほとんどの企業が相手さえしちゃくれない だから絶対に受からなければならない なぜこうも言うかというと私立に落ちてしまった為後がないのである ふと時計を見たら15時をまわっていた そろそろ小腹がすいてきた 家には食せるものが無いということは分かり切っているので買いに行くことにする 近くに何か買いに行けるところがあるだろうかとすぐさま頭に浮かんだのはワオンとかいう犬がいる某大手スーパーだがこれが遠い そして次に出たのがコンビニである 近くにセブンとファミマがあるがまぁ後者を選んでおこう 理由としては中央公園の前を通るため木でちょうど日を避けることができるからだ 正直時間的にはセブンの方向は太陽がまぶしい じゃらじゃら硬貨がはいった財布をポケットに突っ込み家を出た 住宅地を抜けてそこそこ通行量のある道へと出る ここからは直線だ 多くの車が走り抜ける道の傍らにある中央公園やのそ周りの道にも意外と人がおり 主婦の会話や子供の遊び声が聞こえる 楽しそうに喋りながら小学生が横を通り過ぎていく 「俺もこれぐらいの時は色々としていたなぁ~」 などと独り言をもらす いかんいかん俺はまだ15歳だぞ こんな発言するとかどこの年増だよっと心の中でツッコミをいれておいた とまぁツッコミを入れたにもかかわらず小学生のころの思い出に浸っていると公園の入り口からボールが転がってきた ドッチボールでもしていたのだろうか? ボールはこちらの歩道を通り過ぎて車道へと転がっていった 小学3年生ぐらいの少年がそれをとりに走ってでてきた 少年はそのまま道路へと飛び出したその時 大きなクラクションが鳴らされた
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