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コツコツ
私の足音は一定のリズムを刻み家路へと向かう
コツ…
「え…?」
唖然とする。
あんぐりと空いた口を手で抑える
とりあえず驚きが隠せない
「ひ、人が…倒れてる!!
警察!いや、救急車!?えっ、あ、どうすればいいの?」
1人パニクる私。
ここはなにもない住宅街。
騒げば人が来るだろうけど大袈裟に騒いで迷惑かけたくないし、注目される。うん。
それに面倒なのはごめんだし…あと不思議な事が…
「なぜに着物?袴? しかも新撰組のアレじゃない?アレ…うーんと…」
着物着てるっていうのと、上着?いや違う…
頭を回転させて思い出そうとも思い出せない。
ずっと立って唸っていると
「うっ…」
「おっ?」
モソモソと塊が動く
ちょっと身構えながら…
「も、もしもーし」
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