小説論

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「子供達にウケればいい。ウケるように新しい世界観や設定を捻り出して作文したのだ。コミカライズに持ち込めればコッチのもんだ。ウハウハだ」 その程度の動機で書いて、作家気取りでいるのです。バカげた話です。その作品が子供達に、どのような影響を及ぼすかという事に思慮が及ばないのです。 自分が有名になり、金を沢山つかむ事が何より大切で、それこそが社会的成功であると盲信して疑いません。困ったものです。 そんなものは、夢の実現でも何でもなく、まがい物商法で金儲けをしただけの事で、本来、誇れるものではないのです。 コミカライズ作品を、がんがん宣伝して、あたかも人気があるかのように祭り上げ、子供達に売りつけただけの事です。
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